豊島区と区内の企業や教育機関が都内で初めて、産官学合同による「イクボス宣言」を行いました。上司が部下の仕事と生活の両立を応援するイクボス宣言は先日、小池知事も行って注目を集めましたが、豊島区は働き方の改革を進める起爆剤になればとしています。
きのう豊島区役所に集まったのは、民間企業や大学などの代表者およそ60人です。イクボス宣言とは部下が育児や介護をしやすいよう「ボス」、つまり上司が部下の残業時間を減らすことなどを配慮するものです。イクボス発案者のNPO法人ファザーリング・ジャパンの安藤哲也代表理事は「企業にとっても経営的にいい方向に向かう。働きやすさを追求していく企業の方がより良い人材を得て経営も安定していくと思う」と話します。
きのうは豊島区内にある企業や大学などの代表者たちがそれぞれの職場に合った「イクボス宣言」を行いました。豊島区の高野区長は「職員が仕事と生活を両立しやすい環境や組織づくりに努めると同時に、業務の効率化を進めることでみんなが活躍できる職場を実現します」、大正大学の大塚伸夫学長は「皆とともに喜びを共有できるイクボスになることを宣言します」、西武ホールディングスの後藤高志社長は「自らも仕事とライフを楽しむイクボスとなることを宣言します」と宣言しました。
今回発起人となったのは、ことし豊島区にやってきた民間出身の女性課長、宮田麻子さんです。豊島区の「女性にやさしいまちづくり担当課」の課長を務める宮田さんは「すでに企業それぞれで取り組みをしていると思うが、強力に推進する起爆剤になれば」と、この取り組みが企業などの働き方改革につながってほしいと話します。
国も推進する「仕事と生活の調和=ワークライフバランス」の実現に向け、イクボス宣言は一石を投じることができるでしょうか。
都内初の試み 豊島区、産官学合同で「イクボス宣言」
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