豊洲市場の施設に土壌汚染対策としての盛り土がされていなかった問題で、その原因を調査した報告書がまとまりました。小池知事は地下空間の設置を決めた責任者を特定できなかったとする報告を受けたと発表しました。
きょうの定例記者会見で小池知事は「歴代の部署の引き継ぎもいい加減だった。過去の流れをチェックもせずにそのまま進めてきてしまった」と述べました。東京都が市場を管轄するトップの市場長ら30人に聞き取りをしてまとまった報告書によりますと、都は議会での答弁やホームページで「盛り土を行った」と説明してきました。それが実際にはされていなかった原因について、5年前に部長級以下で行われた会議で「地下空間を設置すること」を議論されたものの、当時市場長だった現在の中西副知事には盛り土がなくなるという説明はされていなかったことが分かったということです。中西副知事は当時を振り返り「空間が設置されることは認識していたものの、盛り土の上に建設されるものと考えていた」と説明しています。報告書では「職員同士の連携不足があり、虚偽ではないものの事実と異なる答弁を行った」と結論付けています。中西副知事はきょうの会見で「市場関係者の皆さま、都民の皆さまに不安を抱かせ、都政全体に対する信頼を著しく損ねたことに対し、都を代表して心よりおわび申し上げます」と謝罪しました。
今回の報告書では地下空間の設置は段階的に決まったとして誰が設置を決めたのかは明確に特定していませんが、小池知事は「誰がというところについては明確な答えはまとまっていない。だからこそこれからも公益通報制度を活用して情報の収集を進めていく」と述べ、今後も調査を続けていく方針を示しました。
東京都が設置した「市場問題プロジェクトチーム」の初会合がきのう行われました。TOKYO MX NEWSのスタジオで、プロジェクトチームのメンバーで1級建築士の森山高至さんに話を聞きました。
豊洲市場「盛り土」問題 地下空間設置の責任者特定できず
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