東京都の調査チームが建設費が高騰していることを理由に、小池知事にボートなどの競技会場の見直しを提案しています。これについて、来日した国際ボート連盟のロラン会長がきょう、都庁で小池知事と面会しました。ロラン会長は「東京都の調査の項目は十分ではなく、会場を移す可能性があることについて落胆している」と話した一方で「調査には全面的に協力する」考えを伝えました。会談で小池知事は「今回の会場についても見直しの対象だが、中身を調査しながら都民・国民の納得を得ることが必要」と理解を求めました。
一方、小池知事との会談に先立ち、ロラン会長はボート競技が行われる中央防波堤を訪れました。ロラン会長はおよそ20分間にわたって建設予定地を視察し、都の担当者による建設計画などの説明を聞きました。
続いて、ロラン会長は港区にある大会組織委員会を訪れ、布村副事務総長から今回、都政改革本部が示した見直し案について説明を受けました。布村副事務総長が「報告書の中で競技会場の一つの選択肢として(宮城県の)長沼ボート場が示されたという位置付けになっている。移設の方針がすでに固まったような報道があるので、東京都に対して過去の経過を説明している」としたのに対し、ロラン会長は「国際ボート連盟としてこれからも組織委員会と協力して事業を進めていくことを約束する。IOCと全面的に手を取り合いながら素晴らしいオリンピックとなるよう力を尽くしましょう」と応じました。会談後、ロラン会長は取材に応じ「海の森水上競技場は素晴らしい会場でとてもいい水がある。ベストな選択だ」と話し、いまの建設予定地を評価しました。
東京オリンピックの3会場見直し案についてIOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長は、IOC内部でも見直し案の報告書を議論した上で、大会組織委員会と協議する方針を明らかにしています。
国際ボート連盟の会長 現会場計画を支持
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