豊洲市場の問題を巡って、きょうの都議会で新たな事実が分かりました。中央卸売市場の岸本市場長は市場の地下空間について、都が作った報告書にある「技術会議が作業空間の確保を提案した」という記述は「事実と異なっていた」と謝罪しました。
東京都は先月30日、市場を管轄する幹部職員およそ30人に聞き取りをするなどして報告書をまとめました。この中では、技術会議が東京都に対して「建物の下に作業空間を確保する必要がある」と提案した、と記述されていました。
しかし、きょうの都議会経済・港湾委員会で中央卸売市場の岸本市場長は「事実と異なる」と謝罪しました。都議会公明党の大松成議員が「(東京都の)自己検証報告書の中で技術会議が提言したという報告だったが、実は技術会議の提言ではなく東京都が提案した内容だった。事実と違う」と指摘したのに対し、岸本市場長は「報告書のこの部分の表記については正確ではないし、結果としてこれは間違いであるのでおわびする」と謝罪しました。大松議員は「事実と違う説明をする体質が豊洲市場の地下空間を生み出した」と批判しました。
この事態を受け、小池知事はきょうの定例会見の中で「都の自己検証報告書で誤った説明をし、おわびする」とした上で「(担当部署は)いっぱいいっぱいのところで頑張っていると思うが、もう少しきちんと整理をしてほしい。市場の部局そのものが問われている。しっかりと、都民や都民の代表である議員に正確な情報を伝えてほしい」と述べ、東京都中央卸売市の対応に苦言を呈しました。また小池知事は今後、2回目の自己検証報告書を取りまとめる方針を示しました。
さらに、小池知事は「石原元知事は市場移転延期に絡む問題の当事者だ」と指摘し、一連のさまざまな問題の原因や状況を把握するため、きょう石原元知事に質問書を送ったことを明らかにしました。
TOKYO MX NEWSのスタジオで、元三重県知事で早稲田大学名誉教授の北川正恭さんに話を聞きました。
東京都が謝罪 「技術会議が地下空間を提案」は誤り
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