IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長が来日し、都庁を訪れました。小池知事との会談では、東京オリンピックの競技会場の見直しを巡り新たな展開がありました。
およそ40分間の会談で多くの時間を割いて話し合ったのは競技会場の見直し問題です。東京都の調査チームは2013年の時点で69億円だったボート・カヌー競技会場の海の森水上競技場の整備費が491億円に膨らんだことを受けて、既にある宮城県のボート場で競技を行うことを提言しています。
小池知事は会談の冒頭「知事選の公約の1つとして、五輪・パラリンピック会場の再点検が必要だと申し上げた」として、バッハ会長に対し「復興オリンピックに資するかどうかが会場の見直しのポイント」という考えを伝えました。これに対しバッハ会長は「選手を第一に考える必要がある」と指摘した一方で「モッタイナイは避けなければいけない。私たちは五輪開催に向けて最善の方法を尽くす必要がある」と、日本語を交えて都の見直しに協力する考えを示しました。
バッハ会長は会場計画の見直しについて、IOC・東京都・政府・大会組織委員会の4者による新たな作業部会を設けて話し合うことを提案しました。小池知事も了承し、今後IOCとの間で日程を調整することになりました。会談後、小池知事は「今月中に東京都としての結論は出していくが、IOCのバッハ会長の訪問を受け、できるだけスピード感を持って東京都として決めていきたい」と述べ、今月中に競技会場の見直しについて結論を出す考えを改めて示しました。
知事との会談の後、バッハ会長は文部科学省で松野文部科学大臣や鈴木スポーツ庁長官と会談しました。松野大臣は「リオオリンピックやパラリンピックの盛り上がりを東京大会につなげたい」として、密接な協力を求めました。それに対しバッハ会長は「2020年の東京大会に向け、引き続き密接に協力したい。ひいては素晴らしい大会になると思う。それは日本にとっても世界的なオリンピックムーブメントにとっても素晴らしいことだ」と述べました。
さらにバッハ会長は丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣と先ほど会談に臨みました。丸川大臣は、バッハ会長が小池知事に提案した競技場見直しを話し合う4者の作業部会設置の提案に対し「ぜひ実りあるものしたい」と語りました。
五輪会場見直しで新提案 関係4者の作業部会を設置検討
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