築地市場が豊洲に移転する時期が延期されるのに伴い、小池知事はきょうの定例会見で業者への補償問題について検討する委員会を設けることを明らかにしました。
豊洲市場は今月7日に築地市場から移転される予定でしたが、すでに来年以降への移転延期を決めている小池知事は、市場の新たな移転時期を判断する上で今後解決すべき課題と工程をまとめ、明らかにしました。きょうの会見で小池知事は「安全性のへの懸念、巨額でかつ不透明な費用の増加、情報公開の不足が解消されていない」「ステップを確実にクリアしていけばこれらの疑問も解消されるものと考えている」として、まず解決すべき課題に安全性の検証を挙げました。豊洲市場の地下からは国の基準を超える水銀などが検出されたことが分かっていて、現在行われている専門家会議を通して安全性の確認と対策を示すとしています。それが示された上で、重大な環境問題を防ぐための環境影響評価の手続きがやり直しとなった場合、最大で1年3カ月の期間が必要となるという見通しを明らかにしました。
移転が1年以上先送りされる可能性も浮上しましたが、小池知事は改めて「食の安全・安心を確保するために必要なステップ」と強調しました。その上で、移転を行う予定だった業者に補償を行うため、今月中に検討委員会を立ち上げて話し合いを進めていくとしています。
その小池知事は8月に就任してから3カ月が経過しました。市場の移転延期や東京オリンピックの会場見直しなど山積する課題に取り組む中、小池知事は「変化に都庁職員も戸惑うこともあると思う」という認識を示しました。そして環境問題に絡めながら次なる段階に進む意気込みを「大きな課題、タイムリミットのあるものについては課題を出し、それに対しての道筋ができつつある。わずか100日だが、10年分のエネルギーを使ってやってきたかなと思う。まだアクセルはずっとふかしっ放しで、ただしCO2はあまり出さないでやっていきたいと思う」と話しました。
豊洲移転問題は長期化も 市場移転、業者補償の検討委設置へ
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