不動産情報を提供する企業が最新の「住みたい街」ランキングを発表しました。第1位には、去年1位だった恵比寿を抑えて武蔵野市の「吉祥寺」が選ばれました。一方で、市場の移転問題の影響か「豊洲」は大幅下落です。
7日に発表された関東の「住みたい街」ランキングで、第1位は武蔵野市の「吉祥寺」、2位は去年1位だった「恵比寿」、3位は「横浜」でした。
「吉祥寺」は去年の2位からの返り咲きで、駅の北口にある商業施設が3月30日にリニューアルオープンすることや、吉祥寺を舞台にしたテレビドラマが放映されたことなどが人気上昇の理由だということです。スーモの池本洋一編集長は「商業施設がこれだけ豊かにそろいながらも(井の頭)公園を有している街の特異性。そこが改めて魅力的に映ったのではないか」と分析します。
そのほか、注目は去年から8つ順位を上げた「品川」です。品川駅は2027年に開業する予定のリニア中央新幹線の始発駅として関心が高まっていることに加え、周辺で山手線の新駅の工事が進められています。去年9月に建築家の隈研吾さんが設計した新しい駅の完成予想図が発表され、注目がより高まったとみられています。
一方、中には大幅に順位を落とした街もあります。築地市場の移転先の「豊洲」は去年より順位を大幅に落としています。江東区豊洲は去年30位でしたが今年は57位で、人気にブレーキがかかった形となりました。スーモの池本編集長は「残念ながら豊洲市場の問題で(回答者が)少しマイナスの印象を持っているのでは」と指摘します。
地元、江東区の山崎区長はことし2月、「豊洲と言うだけで、住んでいる人が汚染地に住んでいるのではないかと地方の人は思う。湾岸エリアはイメージダウン、風評被害。区にとっては迷惑」と述べ、風評被害の懸念を示していました。
この結果に、豊洲の住民は「衝撃だね。豊洲市場の問題が片付いたら少しは上がってくるのでは。実際はそんな悪い街ではない」「残念ですね。ちょっとがっかり。もう少し上だと良かった」「豊洲が好きでずっと住もうと思っているので、あまり人気がないと言われても関係ない。便利なので」「どこ住んでいるの?豊洲大変だね、とよく言われる。早く(解決)してもらいたい」と、反応はさまざまです。
世相が反映される「住みたい街」ランキング──。新生活を前に、引っ越し先の参考にしてはいかがでしょうか。
市場問題で下落の街も… 住みたい街1位は「吉祥寺」
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