東京・港区の人口がことし2月、54年ぶりに25万人を突破しました。ことし1月の1カ月間だけでもおよそ500人増えるなど、人口は右肩上がりです。区役所では記念の式典も行われました。
25万人目の区民となったのは杉並区から転入してきたフランス料理のシェフ・苅部慎さんです。苅部さんは「(港区は)職場が近かった。何でもそろっているので圧倒的に便利。どこに行くにも近い」と話しました。
港区の人口は2月15日に54年ぶりに25万人を突破し、3月1日現在、25万193人になりました。2015年の国勢調査によりますと、港区の人口は山形市や徳島市などといった県庁所在地とほぼ同じ規模です。そんな港区もかつては人口が減る時代がありました。港区は1959年におよそ25万6400人と人口のピークを迎えましたが、その後は地価の高騰などで減り続け、96年には15万人を下回りました。
不動産情報を扱う企業の担当者は、住まいとしての港区の魅力を「2人目の保育料を無料にしたり認可保育園に入れなかった人にも補助金を出したり、子育てに関するコストを下げていく行政の姿勢が好感を持たれたのではないか」(スーモ・池本洋一編集長)と語ります。
その効果は出生率に表れています。1.44という数字は都内でトップとなっています。また、共働きのファミリー層が手の届く金額のマンションが出てきたことも背景にあるといいます。スーモの池本編集長は「港区でも、例えばファミリータイプで4000万、5000万円ぐらいで築年数は古くはなるが十分に住めるマンションが供給されてきている。築年数を妥協しても立地条件は譲らないという共働きのファミリー層が増えてきている」と分析します。
港区によりますと10年後には人口が30万人に達すると見込んでいて、今後、新たな学校建設や待機児童対策に力を入れていきたいとしています。
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東京・港区の武井区長は人口が25万人を突破したことで「区民一人一人に応じたサービスが行き届くようにこれまで以上に責任感を持って取り組みたい」と述べています。
ファミリー層の人気復活 東京・港区、54年ぶり人口25万人突破
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