一連の市場問題を検証する東京都のプロジェクトチームのメンバーが8日、市場関係者らと意見交換を行いました。この場で豊洲市場への移転問題と築地市場の改修、双方の案が初めて市場関係者に示されました。
この意見交換は、4月末にプロジェクトチームが提出する報告書の素案作成に向け、市場関係者の意見を聞くために開かれたものです。3月29日にプロジェクトチームが発表した豊洲移転及び築地再整備の両案について、この場で初めて市場関係者に説明されました。そこで注目を集めたのが豊洲に移転した場合のコスト負担の問題です。これまでかかった建設費に加え、移転後にかかる維持管理費などにより年間100億円の赤字が発生すると指摘されました。一方築地改修にも700億円ほどかかるが、豊洲移転案に比べ負担は軽いとされました。参加した市場関係者からは築地改修案に賛成の意見が多く聞かれました。
一方、意見交換に先立ち5つの市場業界団体のトップが記者会見を開き、プロジェクトチームが示した築地市場の改修案について批判的な考えを示しました。市場問題を巡る小池知事の対応についても、7月の都議会議員選挙に関連して「政治の道具にするのはどうかと思う」という声が上がりました。
なお会見を開いた業界団体は8日の意見交換への出席を求められていましたが応じませんでした。都側との意見交換は従来行われてきた懇談会などで行われるのがルールだとして、8日のような会合は私的なものに過ぎず、「公正な意見収集の場になりえない」と抗議しています。市場移転を巡っては当初の移転予定日の11月7日から5ヵ月が経った現在も具体的な方針は示されておらず、小池知事の早期の判断が待たれる状態が続いています。
築地改修には734億円
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