東京都議会議員選挙に向けて各党の公約も出そろい、いよいよ政策論争が始まろうとしている中、立候補予定者も活動を本格化させています。自民党と都民ファーストの2人の新人が立候補を予定している「千代田区」に注目しました。
千代田区から出馬予定の中村彩さんは今回、自民党の公認を得た中で最も若い27歳の候補予定者です。“都議会のドン”と呼ばれた51歳年上の内田茂議員の後継者としてこの選挙に挑みます。内田議員は「私の後継として素晴らしい候補者が誕生してくれた。大変うれしく思う」と語り、「ダイナミックで自分に似ている」として、ノウハウを伝えながら二人三脚で活動しています。
1つしかない千代田区の議席を何としても確保したい自民党はこの日も現役の大臣が応援に入りました。そして、中村さんの初めてとなる演説は、小池知事との対立姿勢の表明でした。中村さんは「ただただ言いなりになる都民ファーストの会とは異なり、私は内田先生にも自分のやりたいことや変えるべきことを常に言っている。権力に臆せず誰に対しても平等に接することができると思っている」と訴えました。
選挙戦では総裁の安倍総理大臣も応援に入る予定で、自民党の総力を挙げた戦いが繰り広げられます。
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21日、都民ファーストの会公認の樋口高顕さんは事務所開きの準備を進めていました。そこに現れたのは都民ファーストの会の特別顧問を務める小池知事です。候補予定者の事務所開きに小池知事が訪れるのはここが初めてです。小池知事は「私の大事な樋口高顕をよろしくお願いします」と支援を訴えました。
樋口さんは大学時代、当時衆議院議員だった小池知事の事務所でインターンとして政治を学んでいたことがあり、「しがらみのない改革」の重要性を知ったといいます。樋口さんは「当時からしがらみのない改革をしようと、そのためにはクリーンな政治をしなければいけないと。守るべきは守り、変えるべきは変えるということを学んだ」と語ります。
小池知事もまな弟子の応援に熱が入ります。都民ファーストの公認の中で最初に街頭演説に訪れ、「忖度(そんたく)に次ぐ忖度をやってきたのは自民党都連そのもの」だと訴え、対する自民党を批判して支援を求めました。
一方で、樋口さんは「小池知事人気」の中でどのように自分のカラーを打ち出していくかが課題だとしています。そのためには小池知事とのつながりのアピールよりも、地道に街を歩いて自分の思いを訴える考えです。樋口さんは「これから暑くなるので、半袖腕まくりで汗かきながら街を歩き回ると思う」と語りました。
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都議選にはこのほか共産党から37人、公明党から23人など現状でおよそ230人が立候補を予定しています。127議席を巡る争いがこれからますます激しくなっていきそうです。政治学者で国際医療福祉大学教授の川上和久さんによる解説です。
都議選告示まで1カ月 注目の千代田区では…
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