市場移転の問題を検証する東京都のプロジェクトチームが、築地の再整備と豊洲への移転を盛り込んだ報告書案を示しました。会議では、複数のメンバーから案への反対意見が出されました。
プロジェクトチームの小島敏郎座長が中心となってまとめた報告書案では、築地市場の再整備案と豊洲市場に移転する案が並列で盛り込まれています。
一方で「白地で考えれば築地改修案が優れている」という文言があるなど、複数のメンバーからは築地の案が優位に取られると批判が上がりました。森高英夫委員は「これはプロジェクトチーム総意の報告書。私は反対なので、もう一度座長と話したい」、時松孝次委員は「構造の専門家が納得できる文書にならない限り、プロジェクトチームとしての意見として報告書にはできない」と述べました。
報告書案では豊洲移転の場合はオープンした後、年間およそ100億円の赤字が出るため、豊洲市場は持続可能性に課題があるとまとめています。一方で築地市場はブランド力が重要だとして、再整備する案では市場のほかにレストランやオフィスビルを新設して「食のテーマパーク」として改修する案が示されました。期間を7年とする工事は、営業を続けながらか、一度、別の場所に移転してから改修する方法があるとしていて、課題は業界団体の協力と理解を得られるかということです。
プロジェクトチームは6月に報告書案を取りまとめる予定で、報告書は小池知事に提出され、豊洲へ移転するかどうかの判断材料となる見込みです。
市場PTが報告書案 「築地優位に見える」と反対意見も
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