東京・品川区の大井ふ頭で猛毒のヒアリが200匹以上見つかった問題について、港周辺に不安が広がる中、国や東京都は調査や駆除を急いでいます。今後どのように対策を取ればいいのか、専門家に聞きました。
環境省によりますと、大井ふ頭に積まれた中国からの貨物コンテナで見つかった猛毒のヒアリは、これまでに200匹以上が見つかったほか、卵や幼虫も見つかりました。このため、環境省は卵を産む女王アリがいる恐れもあるとみています。
この事態について、東京都の小池知事は14日の定例会見で「女王アリは見つかっていないが、コンテナの床下をガスバーナーやバールで分解した時に女王アリがつぶされたり粉々になった可能性もある」との見方を示しました。
都や環境省は当面、コンテナが置かれた場所の周囲2キロ以内に毒の餌を置くなどする対策を続ける方針で、14日には青海ふ頭での調査も行いました。
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まだ大井ふ頭のコンテナ以外でヒアリは見つかっていませんが、専門家はもしもの場合に備えて、ヒアリが巣を作りやすい場所に近づかないよう注意を呼び掛けています。
東京農工大学の佐藤俊幸准教授によりますと、ヒアリは暗いやぶの中などではなく、日当たりの良い場所に巣を作りやすいといいます。佐藤准教授は「ヒアリは日当たりがいい方が幼虫を育てやすい。どんどんその熱を利用して幼虫をふ化させて働きアリにしていく」と話します。
もし私たちの住む場所の近くでも見つかった場合について、佐藤准教授は「(海外では)アリ塚がある場合は『ヒアリ注意』の看板を立てて注意している。うかつに近寄らないに越したことはない」と指摘します。
国や都はヒアリの駆除や調査を急いでいて、もし見つけた場合には近づかず、行政機関に連絡するよう呼び掛けています。
猛毒のヒアリ 今後の対策は?
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