東京・調布市の住宅街に小型飛行機が墜落した事故から26日で2年を迎えます。事故を検証していた運輸安全委員会は、3つのミスが重なったことが事故の原因と考えられると発表しました。
2015年、男性5人が乗った小型機が調布飛行場から離陸直後、近くの民家に墜落して炎上し、機長や住民など3人が死亡しました。小型機が墜落してから間もなく2年がたとうとしていますが、現場の近隣住民からは「飛行機が通ると『何かあったらどうしよう』と思う時もある」「(飛行機が)落ちるというのは現実的ではない。事故から半年くらいまでは、飛行機が飛んでいると(心配で)空を見ていた」などと、いまだに不安の声が上がっています。
運輸安全委員会が出した事故原因の結論は、3つのミスでした。運輸安全委の中橋和博委員長は「事故原因については、離陸後間もなく速度が低下し、失速して墜落したものと推定している」と発表しました。
検証の結果、墜落した小型機は必要以上の燃料を積むなどして、離陸可能な重さを58キロオーバーしていました。また、速度も離陸に必要とされる速度を9キロ下回る135キロで離陸していました。その上、機長が高度を上げようと機首を上げ続けたことで空気抵抗が大きくなり、失速したと結論付けました。運輸安全委員会はこの3つの要因が重なり、事故に結び付いた恐れがあるとしました。
運輸安全委員会は今回の結論をまとめた報告書を石井国土交通大臣に提出し、自家用小型機の操縦士への指導を強化することなどを勧告しました。
調布小型機事故から2年 運輸安全委「墜落原因は3つのミス」
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