東京都の小池知事が就任して、きょうで1年。小池知事は市場の移転に待ったをかけ、東京五輪費用の見直しも行いました。そして、先の都議選で自ら都民ファーストの会を率いるなど、激動の一年となりました。その小池知事からは、節目節目に印象的な言葉が飛び出し、都政への関心を引きつけました。
まず、就任会見で出たのが「私の都政における理念、これはあくまでも都民ファースト、都民が第一ということ」という言葉でした。自らが立ち上げた政治塾を運営する政治団体も「都民ファーストの会」と名付け、その後、団体は地域政党となり都議会に進出。都政に「都民ファースト」旋風を巻き起こすきっかけとなります。
そして、この1年で小池知事が下した大きな決断の1つが、東京五輪会場の費用の見直しです。費用が膨らみ続ける中、小池知事はワイズスペンディング(=賢い支出)かどうかの検討を行いました。ボートなど3会場の整備計画を見直し、約400億円を削減し、負担先があいまいだった、東京都以外につくる仮設会場の整備費用についても、東京都が負担することを決めました。
また「ワイズスペンディング」の考え方を反映させたという初の新年度予算編成では「メリハリをつけたというのを分かりやすく説明するため、メリー君とハリーちゃん」と、メリハリを利かせたことをキャラクターで表現しました。予算は前年比で5年ぶりのマイナスとなる6兆9540億円で、高齢者や子育ての支援などに重点的に配分しました。
そして知事が行った最大の政治判断と言えば「築地は残す。豊洲は生かす。築地の後は築地」です。就任早々、築地市場の移転延期を決め、豊洲市場の地下に盛り土がなかったことを発表した小池知事。しかし、その後の方針を示さないまま、先月の都議会議員選挙が迫り、2つの市場の活用案を掲げました。これにより「決められない知事」という批判をかわし、都議選で知事が率いた都民ファーストの会は55議席を獲得して第一党となり、大躍進を果たしました。
小池都政の1年について、政治学者で国際医療福祉大学教授の川上和久さんが解説します。
激動の小池都政 発言で振り返る1年
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