東京都議会で豊洲市場の追加対策工事費などを盛り込んだ補正予算案の審議を行う臨時会が始まりました。東京都の小池知事は移転時期について、2018年6月以降になるという見通しを初めて明らかにしました。
小池知事は「豊洲に移転した上で築地を再開発する」という基本方針の発表後、初めて都議会に説明を行い、豊洲への移転時期は2018年の6月上旬以降になると表明しました。小池知事は「豊洲市場への移転時期については、追加対策工事は補正予算案を可決いただければ速やかに契約手続きを進め、着工する。現時点では6月上旬に完了するものと見込み、具体的な移転時期はそれ以降となる」と述べました。
豊洲市場への移転時期について、これまで東京都は2018年の春から秋としてきましたが、事実上、春の移転は断念する形となりました。東京都は、一部の業界団体が望む2018年の秋の移転を軸に調整を進める見通しで、小池知事は「市場の早期移転が当面の最優先課題だ」と改めて強調しました。小池知事は「提案した補正予算案は、築地市場の豊洲への移転に向けた環境を早期に整える観点から編成したもの。当面の最優先課題の豊洲市場への移転を速やかに実現したいと考え、本臨時会を招集した」と説明しました。
今回の臨時会には都から、豊洲市場の追加の土壌汚染対策工事などを盛り込んだおよそ55億円規模の補正予算案が提出されました。これについて、30日に各会派の代表が小池知事に直接、内容を問う予定です。自民党などは小池知事が決めた基本方針について、財源や運営費などを検討した記録が残っていないことを挙げて、知事の意思決定が不透明だと批判していて、質疑が荒れることも予想されます。
小池知事は初日の議会後、「臨時会が開かれるのは39年ぶり。議会の理解を得て、9日間にわたり議論が続けられるということで、しっかりと都として対応していきたい」と述べました。臨時会は9日間の日程で、来月5日まで行われます。
小池知事、豊洲移転は「6月以降」 補正予算案を提出
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