明治の文豪・夏目漱石が晩年を過ごし、代表作「こころ」などを執筆した東京・新宿区の邸宅跡に、書斎や客間などを再現し、ゆかりの品を集めた記念館が、9月24日にオープンします。一足先に報道陣向けの内覧会が開かれました。
1867年に現在の新宿区に生まれた夏目漱石は、38歳の時に執筆した「吾輩は猫である」をはじめ「三四郎」や「こころ」など数多くの代表作を残しました。
新宿区はこのほど、夏目漱石が晩年を過ごした早稲田の邸宅跡地におよそ12億円かけて記念館を建設しました。この「漱石山房記念館」は地上2階、地下1階建てで、漱石の書籍およそ3500冊のほか、貴重な直筆の原稿や身の回りの物などおよそ100点が集められました。
草稿と呼ばれる原稿の下書きには、こぼれたインクなどはそのままに、当時の制作過程を感じることができます。漱石山房記念館・学芸員の久米美弥子さんは「漱石は修正したり新たな言葉を付け加える時、非常に丁寧に修正を行っている。文字の消し方一つでも漱石の人柄を垣間見ることができると思う」と話しています。
また、こだわりは、忠実に再現された書斎です。久米さんは「漱石が実際にここで名作を書いたということを書斎の雰囲気から感じてもらえたら」と話しています。
館内には甘いものが好きだったという漱石ゆかりのスイーツを提供するカフェも設けられました。
夏目漱石の執筆活動や暮らしぶりを感じることができる記念館は、24日にオープンします。
夏目漱石の記念館 早稲田の邸宅跡に開館
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