今回の衆議院選挙で、対立の構図を象徴していた選挙区の1つが東京10区です。ここは東京都の小池知事のお膝元で、小池知事側近の若狭勝さんが立候補したほか、自民党や立憲民主党からも立候補がありました。
結果は、比例代表から小選挙区に移って戦った自民党の鈴木隼人さんがおよそ9万1000票で当選し、若狭さんは3番目の得票数で落選となりました。2人の選挙後を取材しました。
<自民党・鈴木隼人さん>
自民党の鈴木隼人さんは、当選翌日から落ち着く間もなく、早朝から駅前に立っての当選報告や、支持者へのあいさつ回りに忙しいといいます。鈴木さんは小池知事のお膝元の東京10区での戦いは、負けるかも知れない厳しいものだったと振り返ります。顔を覚えてもらうために選挙カーには乗らず、地道に街を歩きました。
選挙期間中、力強い応援を何度ももらったという商店街で、当選後もあいさつをして回る鈴木さんは「ひとえに周りの皆さんが支援の輪を広げてくれたということに尽きる」「温かいですね。ありがたいです。商店街は自分にとってすごく大切なホームのような存在」と話しています。
<希望の党・若狭勝さん>
一方、敗戦から2日となる中、国会内にある事務所では、若狭勝・前衆院議員が片付けに追われていました。
机の上に並べられた大量の段ボールを前に、若狭さんは「ここはだいたい整理した。下は何かがいっぱい入っていたので。だんだん、私が退去する日が近づいてくるということ」と語りました。また、「いろいろ、自分なりにやってきた思いがここに全部凝縮されている。それをこういう形で整理するというのは非常につらいものがある。当選できなかったんだというのが身にしみる」と語りました。
今回の選挙は、小池知事から受け継いだ東京10区の議席を守ることができず、比例復活もかないませんでした。若狭さんは「小池さんにとっても東京10区は一番思い入れがあるわけだから、そこで勝つことができなかったというのは(小池知事も)悔しいという話はしている」と語りました。
およそ3年間使ったこの議員事務所は今週いっぱいで片付け終える予定だということです。今後について若狭さんは「希望の党の立ち上げに深く関与したわけですから、今後、希望の党との関わり方、関わるのかどうかも含めて小池さんと相談する」と話しています。
<今後の都政への影響は?>
なぜ、希望の党は結党直後の勢いを失ったのでしょうか。また、今後の小池都政に影響はあるのでしょうか。
政治学が専門の国際医療福祉大学・川上和久教授にTOKYO MX NEWSのスタジオで話を聞きました。
激戦の衆院選・東京10区 勝者と敗者の思いは…
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