突然の「希望の党」代表辞任から一夜明け、東京都の小池知事は東京都知事の公務としてシンガポールを視察するため、日本をたちました。都政の専念に大きくかじを切る中、都議会公明党の幹部が小池知事が事実上率いる「都民ファーストの会」との連携を見直す姿勢を示すなど、周囲の環境は変化しています。
小池知事は11月15日午前、出国を前に報道陣の取材に応じ「代表を退いたが、新しい執行部ができたことをきっかけにしている。私の位置付けは、新しい執行部にお任せしている」と語りました。
およそ1カ月半前の9月、希望の党を立ち上げるに当たり、小池知事は「むしろ都政により磨きをかけていく、そしてスピード感を確保するためには国政に何らかの関与が必要だ」と発言していました。
その後、衆院選で希望の党は失速したものの、小池知事は代表を続投する構えを崩しませんでした。しかし、11月14日、新しい執行部の発足に合わせ、党代表の辞任を表明しました。
代表辞任から一夜明け、シンガポールへの出発を前に小池知事は、代表辞任によって国政と都政の“スピーディーな進め方”に影響がないかと問われると「これから希望の党の議員は国会で質問を政府に投げ掛けるだろうし、都政の声を国政に届ける役割も担ってもらえると期待している」と答えました。
都政に専念する方向にかじを切った小池知事ですが、知事を取り巻く環境は変化の兆しを見せています。
特別顧問を務める都民ファーストの会と連携してきた都議会公明党は、希望の党の結党の9月「今までの信頼関係が裏切られた。非常に不快な思い」(東村幹事長)と不快感を示していました。
そして東村幹事長は14日、代表辞任とは関係なく今後は「是々非々で判断する」として、協力関係を見直す考えを示しました。これについて小池知事は15日「これまでもある意味(公明党は)是々非々で、都民ファーストの政策なら賛同していた。これからも都民を第一に考えた政策を築いていきたい」と語りました。
一方、国政で公明党と連携する自民党の鴨下都連会長は「公明党が衆院選を終えて是々非々に、ということは妥当だと思う。都民の安心安全のためにもしっかりと自公が連携していくことで疑いがない」とコメントしました。
都政に変化 公明は是々非々に 小池知事「都政専念」も
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