東京オリンピック・パラリンピックの会場の一つになる武蔵野の森総合スポーツプラザが東京・調布市に完成しました。東京都が新たに造る恒久施設としては、初めてのオリンピック施設の完成です。
味の素スタジアムの隣に総整備費約350億円をかけて完成したのが武蔵野の森総合スポーツプラザです。メインアリーナはオリンピック本番で近代五種のフェンシングとバドミントンを、パラリンピックでは車いすバスケットボールが行われる予定です。
施設の中でも目を引くのが都内の屋内競技施設では最大の約4900平方メートルを誇るフロア面積を有するメインアリーナです。バドミントンではコートを8面作ることができ、最大で1万人以上の観客を収容できるということです。
このほか、2020年大会で選手たちのウオーミングアップ会場となるサブアリーナや、50メートルプール、トレーニングルームなどもあります。
東京都がオリンピックに向けて新たに整備する恒久施設は、有明アリーナ、海の森水上競技場など8つが予定されていて、この中で武蔵野の森総合スポーツプラザは初めての完成です。
施設では11月25日にオープニングイベントを予定していて、26日から一般の利用ができるようになるということです。
<五輪の新施設完成 全容は…>
施設は「メインアリーナ」と「サブアリーナ」の2棟から成る屋内施設と「補助競技場」で構成されますが、今回完成したのは屋内施設です。
いち早く完成となった施設ですが、実は計画は以前からあったものです。もともと、この計画は22年前の1995年に東京都が策定したのでした。しかし97年に財政事情などの理由で一度凍結され、10年以上たった2008年に基本計画の見直しが行われ、再び事業として動き始めました。2013年9月にはオリンピックの東京開催が決定し、その年の12月に工事が始まりました。
施設は351億円かけて造られましたが、オリンピックの決定前から既に建設計画が進んでいたため、いち早く完成することができました。
また、施設は独特の形をしています。中央部に屋上を利用したスペースがあることから2つに分かれているように見えますが、中はつながった1つの施設になっています。
メインアリーナはバスケットボールコート4面が取れる大きさで、コンサートなど商業施設としても利用されます。サブアリーナはメインアリーナに比べると半分ぐらいの大きさですが、柔道などの武道の競技にも利用できます。
プールは50メートルプールが8コースあり、壁を動かすことで25メートルに長さを変更したり、深さも調整できる機能を備えています。このプールは11月26日から一般の利用も始まり、500円で1回3時間まで使うことができます。
メインアリーナでは12月21日から全日本フィギュアスケート選手権が行われます。早速、一流のアスリートたちの演技で会場が歓声に沸きそうです。また、東京オリンピックまであと2年半ほどですが、ここで観客が盛り上がっている姿が目に浮かび、楽しみですね。
都の五輪恒久施設第1弾が完成 東京・調布市
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