東京都内の注目スポットをキャスターが歩いて、新たな動きを取材する『おでかけリポート』です。2017年の「住みたい街ランキング」で、1位は13年連続で吉祥寺となりました。そして今回注目するのは、8位にランクインした足立区の「北千住」です。北千住は2016年の29位から急上昇し、初のトップテン入りとなりました。北千住の魅力を取材しました。
今回、案内してもらったのは、北千住に詳しい吉満明子さんです。吉満さんは地元出版社「センジュ出版」の編集長として、北千住の取材やイベントを企画するなど、北千住を発信する活動を続けています。
北千住が人気の理由として3つの理由が挙げられています。1つ目は『都心へのアクセス』です。実際に住んでみた感想を吉満さんは「北千住には5つの路線が乗り入れていてとても便利」と語ります。北千住駅はJR常磐線をはじめ、東武線、つくばエクスプレスなど4社・5路線が乗り入れ、2年前の2015年にはJRの「上野東京ライン」も開通し、東京や品川にも乗り換えなしで行けるようになりました。1日の乗降客数も右肩上がりとなり、2016年度には110万人となっています。
さらに北千住の魅力は、利便性だけではありません。続いて向かったのは、下町情緒の漂う商店街「千住本町商店街」です。吉満さんは「千住地域には17もの商店街が残っている。5歳の息子と、保育園の帰りにたくさん買い物して帰る」といいます。
お財布に優しい店が多いこの商店街では、270円の弁当や1個30円のコロッケ、焼き鳥1本50円など安く、お昼時はいつも行列ができるといいます。創業約100年の豆腐店「トーフショップむさしや」の石野尚史代表は「若い人が増えて、食べ方などを聞かれて『温めるだけですよ』とか『じゃあ今、食べます』とか、いろいろ(レシピなど)できることを教えている」と話します。
気さくに声を掛けてくれる、昔から変わらない下町ならではの親しみやすく=『物価が安く庶民的』な点も、北千住の魅力の一つです。
変わらない良さがある一方で、街には新しい動きもあります。駅の東口は、がらりと雰囲気が変わって若い人が多く見られます。これは東京電機大学が移転してきたためです。『大学ができて雰囲気が変わった』のも、北千住の魅力です。
北千住駅周辺は2006年以降、次々と大学が誘致され、今では東京電機大学など5つの大学に約1万人の学生が集う街になりました。吉満さんは「街並みの中にも若い人向けの店が随分増え、明るく活気が出てきた」として、学生が街を変えるエネルギーになっているといいます。
北千住に一部移転してきた東京芸大など、美術系の大学に通う大学生が運営するギャラリー「ココノカ」は、築76年の古民家を改築し、展覧会やイベントなどを開いています。
アートスペース「ココノカ」の運営委員を務める東京芸術大学3年の増子真有さんは、北千住で活動してみた感想を「北千住はあまり知らず、ココノカに関わるまで来たこともなかったが、子どもたちも多い。ワークショップに地域の子どもたちを呼ぶと、皆さん、楽しんでくれてうれしい」と語ります。
こうした活動を通して、吉満さんは「学生が街を支え始めている」と話します。吉満さんは「年配の人が増えて自分の力を出し切れない人が多いが、大学生の若い力が入ることで、よりこの街が活性化した。とても助かっている」といいます。
下町らしさが残る街・北千住は、大学生という新しい力を生かして“もっと住みたい街へ”魅力アップの動きは広がります。
「住みたい街」北千住の魅力 人気ランキングが急上昇
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ