振り袖の販売やレンタルをしていた「はれのひ」が営業を取りやめ、多くの新成人が晴れ着を着られなかった問題で、この会社の負債が6億円に上ることが信用調査会社への取材で分かりました。
8日の成人の日に東京・八王子市などに店舗を置く「はれのひ」が突然営業を取りやめ、晴れ着を着られなくなった新成人が相次ぎました。また、翌年の成人式に向けて振り袖の仕立てを依頼していて、90万円が支払い済みの預かり証を持っているという人もいました。
信用調査会社の東京商工リサーチによりますと「はれのひ」は返せない借金の額が3億円を超えていて、経営を維持できる状態ではなかったとみられています。東京商工リサーチの原田三寛情報部部長は「2016年9月期で、負債が約6億1000万円に上ることが分かっている」とした上で「2016年9月段階で、約3億2000万円の債務超過状態にあった。1年半ぐらい前から経営は相当厳しかったといえる。早めに事業を止めていれば、ここまで被害は広がらなかった可能性がある」と指摘します。
こうした中、インターネット上で商品の売買ができる「メルカリ」に、振り袖などを大量に出品していたアカウントが利用停止になっていたことが分かりました。メルカリは個人での利用しか認めておらず、大量に出品していたこのアカウントは法人の可能性があるとして利用を停止しました。ただし、「はれのひ」との関連については今のところ分かっていません。
一方、緊急の相談窓口が設けられている八王子市では、10日から弁護士による相談の受け付けが始まりました。
相談に訪れた女性は、来年、成人式を迎える娘のために「はれのひ」で振り袖を購入し、写真の前撮りも終えていました。女性は「支払った額は40万~50万円。何回も足を運んで子どもと相談して一つ一つ決めてきた。それが一遍でなくなってしまったことが本当にショック」と話しました。購入した振り袖は、業者が「メンテナンスのために預かる」と言ったまま、返却されていないということです。
一方、別の女性は、娘の2年後の成人式に向けて振り袖のレンタルを予約していました。相談に訪れた女性は「子どもが好きなものを着させたいと早く予約した。本当に残念」と話しました。
八王子市消費生活センターでの弁護士による無料相談は、13日まで毎日開かれます。
■八王子市消費生活センター
電話:042-631-5455
弁護士相談は13日まで 午後1時~午後7時
晴れ着トラブルの「はれのひ」 負債6億円超える
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