AI=人工知能の技術が身近なところで活躍の場を広げています。東京・千代田区の商業施設では、AIが困っている客を見つけ出し、速やかに対応しようという実証実験が始まりました。
東京駅前の新丸ビルの商業フロアで始まったのは、施設内にいる大勢の人の中から、困っている人や急病人をAIの技術で見つけ出す実証実験です。防犯カメラの映像から人の動きをAIがすぐに解析し、どういう状態かを判別していきます。例えば、館内を歩いている人が気分が悪くなってその場でうずくまると、モニター内の人を表す枠がオレンジ色になり、行動を検知します。困っている人が検知された場合、自動のメールで通知を受けた警備員が現場に駆け付ける仕組みです。
このシステムで活躍するのが、AI自身がさまざまな経験を通して学習を深める「ディープラーニング(深層学習)」と呼ばれる技術です。このシステム開発を手掛けたパークシャテクノロジーの山田尚史取締役は「ある画像の中からこの部分が人で、その人が困っているという正解データを作る。深層学習の技術で、まだ見たことがない映像でも困っている人を見つけ出す」といいます。あらかじめさまざまな人の動きを学習しているため、車いすで移動する人もすぐに判別できるといいます。
新丸ビルを運営する三菱地所の奥山博之さんは「丸の内を実証実験の場所として、オープンイノベーションの場所として開放したい。AIを使い、おもてなしのサービスにつながる製品を開発していきたい」と話しています。
東京オリンピック・パラリンピックを控え、AIが東京の“おもてなし”を進化させる強い味方になりそうです。
新丸ビルで実証実験 “おもてなし”AIでお助け参上!
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