東京・豊島区は池袋エリアを巡る新たな交通システムとして、電気バスを2019年度に導入すると発表しました。高野区長は会見で「池袋を象徴する乗り物になることを期待して計画を進めてきた」と語りました。
モダンでいてどこか懐かしい雰囲気があるこのバスのデザインをしたのは、観光列車などの工業デザイナーとして知られる水戸岡鋭治さんです。水戸岡さんは「オンリーワンを目指す、どこにもない、今までにない形の乗り物をどう作ればいいかとデザインした」と語りました。
水戸岡さんはJR九州の豪華寝台列車「ななつ星」をはじめ、駅舎やバスなど作ってきた日本を代表するデザイナーです。今回、水戸岡さんはバスの車体以外にも乗務員の制服やバス停も含めたトータルプロデュースを行います。水戸岡さんは「このバスは、時によってはバスの中に物を積むとマルシェができる市場になる。多機能に使えるように、この車をこれからデザインしていきたい」と語りました。
豊島区が2017年から導入を検討していた電気バスは、小型の電動自動車をべースに作られます。池袋駅周辺では2020年に向けて大規模な再開発が行われています。今回導入が決まった電気バスはこの再開発が行われている池袋駅周辺の4つの公園を回るルートが検討されています。
高野区長は「電気バスが豊島区の大きな特色になり、豊島区の街のデザインが彩りを増していくのではないか」と期待を寄せていました。
<再開発が進む池袋 新交通計画は他にも!>
池袋では他にも新交通の整備が検討されています。池袋駅の東口やサンシャインシティなど、街の中心部の2.1キロを回るルートでの導入が検討されているのは、LRT(ライト・レール・トランジット)という「次世代型の路面電車」、またはBRT(バス・ラピッド・トランジット)という「バス高速輸送システム」です。
BRTは「路線バス以上、地下鉄未満」の輸送力を持つといわれ、路線バスと地下鉄の“いいとこ取り”をした交通システムとして、東京・町田市で既に導入されています。専用車線を設置したり、バスを2台連結させたりすることで、路線バスよりも時間に正確で、地下鉄には及ばないものの一度に多くの乗客を運ぶことができるというものです。
新宿駅には、2016年に高速バスターミナル「バスタ新宿」が完成し、東京五輪に向けて虎ノ門地区などでも交通拠点の整備が進められています。東京の交通網はさらに発展を遂げそうです。
池袋新交通EVは水戸岡デザイン
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