東京・三鷹市は、地元ゆかりの作家である太宰治らの遺品など展示する施設を井の頭公園の中に建設する計画を進めていましたが、市民らの反対を受けて、予定地を見直すことを決めました。
作家の太宰治と吉村昭が住んでいた三鷹市は、文学の街を発信する一環として、太宰の遺品などを展示する施設の建設を計画していました。予定地は、太宰の作品にも登場する井の頭公園の中です。しかし、市民からは建設に対して野鳥のすみかを奪わないでほしいといった反対の声が上がりました。市は「環境に配慮する」としていましたが、市民から建設場所を疑問視する意見が寄せられ、公園内の別の場所を提案しました。しかし、再び市民からの意見を募ったところ、193件のうち、公園での整備などに反対する意見が7割近くあったということです。
市民からは「ゆかりの地に施設を置くと、地域の人も知ることができて、良いと思う」といった声などのほか「広場では大勢の人がピクニックをしている。何で井の頭公園の中に施設を造るのか、意味が分からない」など、賛否さまざまな声が聞かれました。
これを受けて、市は、井の頭公園以外の場所で建設場所を探すことにしました。三鷹市の清原市長は16日、「市民に歓迎されるような場所を改めて探すべきだと判断した。代案がすぐ見つかるという状況ではない」と述べました。清原市長はまた、なるべく早く代案を示したいとしています。
東京・井の頭公園の「太宰文学館」、計画見直し 市民の反対で
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