街のシンボルとなっていた赤い三角屋根の旧国立駅舎の復元を進めている東京・国立市の永見市長は、復元する駅舎の両隣にJR東日本が計画している商業ビルのデザインについて「満足していない」と話し、景観に配慮するよう求める考えを示しました。
旧国立駅舎はJR中央線の高架化に伴って2006年に解体されましたが、国立市は市民の声を受けて旧駅舎を復元する計画を進めています。2018年6月から建設工事を始め、2020年2月の完成後は観光案内所などとして活用する予定です。
22日の会見で国立市の永見市長は「あとは建設のみ。ほっとした」とした上で「ただ、気持ちが重いのは両脇をどうしていくかということ」と述べました。復元する建物の両隣には、JR東日本が4階建ての商業ビルの建設を計画していて「景観が損なわれるのではないか」と反発する地元の経済団体がJR側と交渉を続けています。永見市長は「今、示されているデザインが、市として満足しているものとはまったく思っていない。文化、歴史、伝統を十分配慮した建築物にしてほしい」として、引き続き、JR側の理解を得られるよう調整し、景観に配慮した空間をつくりたいと話しました。
一方、JR東日本は「商業ビルの具体的なデザインや協議の内容についてはコメントできない」としています。
復元駅舎両隣の計画に市長が苦言 国立駅ビル「景観に配慮を」
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