東日本大震災の発生から7年がたちました。東京都内には今も5000人ほどが避難生活を送っていて、そのうち、江東区の公務員宿舎・東雲住宅には600人ほどが暮らしています。「ふるさとで再会を」と誓う、福島県から避難しているある家族を取材しました。
震災から7年がたった3月11日、多くの人が避難している東雲住宅では追悼式典が行われ、地震が起きた午後2時46分に合わせて黙とうが行われ、犠牲者へ花が手向けられました。
その様子を後ろから見つめていたのは、被災者の代表・藤田泰夫さん(65)です。藤田さんは「この7年間は早かったという思い。たくさんの人にお世話になったし、これから長い目でお返ししていこうという気持ち」と語ります。藤田さんは福島県浪江町で約30年間、すし店を営んできました。2011年4月から東雲住宅に避難し、「地域に貢献したい」として、今から3年前に東雲に新しく店を構えました。店を支えるのは、一緒に東京に移り住んだかけがえのない家族です。妻の幸子さんは「前に進むしかない。商売を家族でやっているが、家族の力は強いと思う」、娘の美代子さんは「(私より)下の子が、東京で堂々と生活できると思ってくれるように、いまできることを頑張る」と語ります。
震災から7年を迎え、藤田さんが誓ったのは「ふるさとでの再会」でした。「東雲の会」の会長を務めてきた藤田さんは「ふるさとに戻る人、他の場所に移り住む人、東雲に残る人、移る場所がまだ決まらない人…。みんなばらばらになる。避難中に築いた固い絆を大事に、いつの日か、新しく変わったふるさとで再会できることを楽しみに頑張ります」と語りました。
東日本大震災から7年 「ふるさとで再会を」固い絆を胸に…
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