小田急電鉄は3月17日、大規模なダイヤ改正を行います。特急ロマンスカーの新型車両が登場することに加え、線路を上下2本ずつに倍増させた「複々線」の本格的な運用が始まります。これにより、所要時間の短縮や準急などの停車駅の変更が行われることになり、沿線では利便性が向上すると期待が高まっています。
小田急線は構想から50年近くかかった複々線が完成し、渋谷区の代々木上原駅から川崎市の登戸駅の間、およそ12キロの区間で、上り2本・下り2本の、合わせて4本の線路が使えるようになりました。
今回のダイヤ改正で世田谷エリアの駅も大きく変わります。千歳船橋駅もその一つです。千歳船橋は俳優の森繁久弥さんが生前住んでいた街としても知られ、「ちとふな」の愛称で親しまれています。1日当たり平均5万7000人余りが乗り降りしていて、各駅停車しか止まらない駅の中で、利用者が多かった駅の一つです。
千歳船橋駅には17日から準急が止まるようになります。地元の人からは「これまでは追い抜かれ、新宿に行くとなると結構待たされた」「千歳船橋は乗降客も多いので、少しでも電車の混雑が減れば」などと期待の声も聞かれました。
主に変わるのは日中の時間帯です。これまでは10分間隔だった各駅停車に加え、今回のダイヤ改正で新たに1時間に3本の準急が止まります。さらに、上り=新宿方面の午前9時台は1時間に7本だったのが14本に、下り=小田原方面の午後7時台と8時台はそれぞれ8本だったのが14本ずつに増加します。街の人は「だいぶ増えますね。すごくうれしい」「私が乗る時間は(電車が来るのが)10分、15分おきぐらいだったので、ぎりぎりだと遅刻してしまうことがあった。こんなに頻繁に電車が来てくれるといいですね」などと話していました。
駅前に店を構える老舗和菓子店「千歳虎屋」では複々線の完成を記念して、ロマンスカーをかたどったお菓子を3月31日までの限定で販売しています。金子珠美社長は「小田急線にちなんだロマンスカー型の和菓子を2点、赤と青で作った」と語り、「準急が止まるようになれば、またいろいろな反響があると思う。お客さんが増えたらうれしい」と期待を寄せています。
小田急線の新ダイヤはいよいよ17日、沿線の期待を乗せてスタートします。
小田急の複々線ダイヤ改正 沿線も期待!
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