豊洲市場の整備を巡り、東京都と、市場が立地する江東区との協議が難航しています。江東区議会の委員会で27日、東京都側が現状を説明しましたが、区議会側は「にぎわい施設の整備に関する進展がない」などとして都との協議を拒否し、委員会が打ち切られました。
豊洲市場を巡っては、にぎわいを生み出すための観光施設「千客万来」を事業者が整備する予定でしたが、築地市場を移転後に再整備するという東京都の方針を受け、事業者が撤退も視野に都と協議を進めています。
江東区議会はこれまで都に対し、年度内に事業者から整備の確約を取るよう求めてきましたが、27日の委員会で都の担当者が「いまだ交渉中で進展がない」と説明しました。これを受け、区議会は具体的な議論が難しいなどとして都との協議を拒否し、委員会は打ち切りとなりました。江東区議会・清掃港湾臨海部特別委の山本香代子委員長は「今年度末に何か示されるのではと思っていたが、前の委員会から何も変わっていない。開場日の決定はやむを得ないと判断し、最大限譲歩したつもりだった。それにもかかわらず今回の問題が具体化されていないことに怒りを感じる」と語りました。
この反応を受けて東京都の小池知事は「今、先方と事務方が誠心誠意、交渉に当たっているところ。年度末が迫っているが、事業者の理解が何よりも大切。引き続きコミュニケーションを取りながら、事業実施の確約が得られるよう努力を重ねる」と述べ、引き続き事業者側と整備実現に向けた交渉を重ねていくと語りました。
江東区議会は今後も東京都に対し、事業者との交渉の進展を求める方針です。
豊洲「にぎわい施設整備」進展なく打ち切り 東京・江東区議会
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