2014年に東京・葛飾区に住む中学3年の男子生徒が自殺した問題で、葛飾区の調査委員会は社会通念上のいじめはなく「いじめが原因の自殺ではない」とする調査結果を区長に提出しました。
2014年4月、葛飾区内の中学校に通う当時3年生の男子生徒が自殺しました。区の調査委員会は、同じ部活の生徒が霧吹きで男子生徒に水を掛けたり、ジャージーのズボンを脱がそうとしたりしたことは確認できたものの、それはふざけて合っている行為で、社会通念上、いじめではなかったと結論付けました。その上で調査委員会は、自殺した生徒は部活動のチーム決めの話し合いで自分のチームが決まらず、衝動的に自殺したと推定されるとしました。
葛飾区いじめ調査委の平尾潔委員長は「霧吹きで水を掛けること、窓際に運ぶこと、ピンポン玉を当てること、ジャージーを下ろそうとすることは本件における当該生徒の反応等から判断して、生徒にとってはチーム決めと比較して影響力の大きな行為とは考えにくい。(チーム決めの)話し合い後の一連の行為はいじめとは認められないというのが調査委員会としての結論」と述べました。
一方、遺族側は「社会通念上、いじめに当たるかどうかの判断基準が明確でなく、調査結果は到底納得することができない」として、調査報告書の再検討を求めています。
葛飾区中学生自殺で調査委 「社会通念上」のいじめなしと結論
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