東京都内のほとんどの公立小学校で6日、入学式が行われました。高級ブランド「アルマーニ」の制服採用で注目を集めた中央区銀座の小学校では、厳戒態勢の中の入学式となりました。
都内では6日、9万7000人の子どもたちが新1年生になりました。江東区の区立明治小学校では153人の新入生が笑顔で入学式に臨みました。入学式が終わると新入生は早速、教室に入って、教材を受け取るなどして学校生活がスタートしました。新入生は「学校では国語を頑張りたい」「友達はもう1人できた。(友達は)100人ぐらい作りたい」などと話していました。
一方、標準服と呼ばれる実質的な制服に高級ブランド「アルマーニ」を採用した中央区の区立泰明小学校でも入学式が行われました。真新しい制服に袖を通した55人の新1年生は、午前9時ごろから保護者と一緒に元気に登校しました。
一式で9万円ほどするアルマーニの標準服を導入することが2月に明らかになると、中央区の教育委員会には「高額過ぎる」「買えない子はどうするのか」などといった意見が800件ほど寄せられました。そのほか、在校生が見知らぬ人から服をつままれ「これがアルマーニか」と声を掛けられるなどの嫌がらせがあったといいます。
こうしたことを受けて、警視庁は入学式の時に警察官を学校の周辺に20人ほど配置する異例の態勢で警戒に当たりました。入学式に当たって、泰明小学校の和田利次校長は「入学式を迎えることができてほっとしております。学校に来るのが楽しみだと感じてもらえるよう、教育の充実にいそしんでまいります」とコメントを発表しました。
標準服を巡って大きな騒動となる中、子どもを入学させた保護者は「十人十色でいろいろな意見もある。それはそれとして、私は一切そういうふう(批判的)には思わない。(高いとは)思わない。大人でいうと作業服」と語りました。また、アルマーニの標準服をどのように着てもらいたいかという問いには「たくさん汚して学んでもらいたい」と語りました。これから始まる6年間の学校生活に、ピカピカの1年生になった女の子も「(入学式は)楽しかったです。(標準服は)気に入っています」と語り、期待に胸を膨らませているようでした。
東京都の小池知事は、記者から泰明小学校の入学式について問われると「大変注目されたが、ぜひ子どもさんは伸び伸びとこれからも泰明小学校生としてしっかり学んでいってほしい。それに尽きる」と述べ、児童の健やかな成長に期待を示しました。
“アルマーニ制服”小学校は厳戒態勢 東京都内の小学校で入学式
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