東京都の豊洲市場に整備される観光施設「千客万来施設」の着工の見通しが立っていないことについて、東京・江東区の山崎区長は17日、東京都の対応を批判した上で「新たな展開を模索すべきだ」として、事業者の再募集にまで言及しました。着工に向けた東京都と事業者との交渉はいまだ結論が出ておらず、事態は混迷しています。
小池知事は18日、「4月ももう半ば。できるだけ早期に確約が得られるよう、先方と話をしている。時間的なこともあるので、都として対応していきたい」と述べ、千客万来施設の事業者である万葉倶楽部から早期に工事を始める確約を取り付けるために、引き続き協議を進めていく考えを示しました。
豊洲市場がある江東区の山崎区長は17日、千客万来施設の先行きが見えないことから「千客万来施設の展望が不透明ということになれば、私はよく考え直さないといけないと思う。新たな展開を模索すべき」「事業者の再公募も一つ。10月の開場の延期も一つだろう」と一歩踏み込んだ発言をしました。これについて小池知事は翌18日、「江東区の山崎区長にはいろいろご心労を掛けている。これまでも事業者と真摯(しんし)に対応していて、今も担当者が出向いているところだ」と述べました。
万葉倶楽部は、築地再開発について話し合う東京都の会議が5月に取りまとめる結論を基に、事業の継続か撤退かを検討することにしています。しかし、その結論について会議の関係者は「『再開発の大きな方向性』であって、商業施設を造るなど具体的な方針は盛り込まれないだろう」という認識を示しています。
豊洲市場の観光施設 「新たな展開」に小池知事「真摯に対応」
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