高級住宅街として知られる東京・港区の白金地域で、相乗りタクシーの実証実験がスタートします。この地域が選ばれたのは、セレブな街のイメージとはちょっと違う背景がありました。
白金エリアで、同じ方向に向かう人同士が「相乗り」をすることで、運賃を安く乗ることができる相乗りタクシーの実証実験が始まります。白金地域が実証実験に選ばれた理由は、道幅が狭くコミュニティーバスの乗り入れが困難な地域だからです。
港区が運営しているコミュニティーバス「ちぃばす」は、麻布や赤坂、青山など8つのルートで運行されています。しかし、白金地域は道幅が狭く「ちぃばす」が走っていませんでした。さらに、港区内で最も多く高齢者が住む地域で、急な坂道も多いため、港区は地域の不便を解消する新たな足として、相乗りタクシーの可能性に目をつけました。18日の会見で港区の武井区長は「交通不便地区の解消の一つの手段になり得るのではないか」と期待を語り、「相乗りタクシー」を身近な交通機関として定着させたいとしました。
実験はスマートフォンのタクシー配車アプリを活用し、高齢者や妊婦など区が選定したモニター100組が相乗りタクシーを体験します。この実験について、地元の人からは「運賃が安くなるのはうれしいが、知らない人と一緒に乗るのは抵抗ある」「便利になると思う。タクシーを使う人が増えそう」など、さまざまな声が聞かれました。
港区は実証実験を6月から3カ月間にわたって行い、結果を検証して本格導入するか検討するということです。
東京・港区「相乗りタクシー」の実証実験 “高級住宅街”白金地域で
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