買い物をしたくても近くに店がなかったり遠くまで出掛けることができなかったりして、日常的な買い物に困る、いわゆる「買い物弱者」の解消に向け、東京・足立区が新たに移動販売事業をスタートしました。
足立区の西新井駅から徒歩10分ほどの場所にある関三通り商店街は、総菜店や日用品店など27の店舗が連なる下町ならではの人情味あふれる商店街ですが、現在、鮮魚を専門に販売する店が一つもありません。商店街の中心に位置していた鮮魚店は7年前に閉店してしまいました。関三通り商店街振興組合の豊田康宏会長は「ものすごい活気で、にぎわっていたんですけどね」と話します。また、地元の人からは「毎日魚を買いに来ていたから、魚屋さんが閉まっちゃった時は寂しかった」「近所の人やお年寄りは不便」といった声も聞かれました。
そこで足立区は買い物に困っている人のため、足立市場の組合とタッグを組み、5月10日から鮮魚の移動販売を始めました。営業開始と同時に店はにぎわいを見せ、近所の人たちは7年ぶりとなる鮮魚の販売に大満足の様子でした。利用客は「おいしそうな魚だったので、まとめて買った。今晩が楽しみ」「魚屋さんがこの辺りにはないから助かった。本マグロが食べたくて待っていた」などと話しました。また、商店街の豊田会長は「ほっとしている。移動販売が成功すれば商店街も活気づくと思うので楽しみ」と話しています。
足立区は今後も買い物弱者の解消と商店街の活性化を目指し、移動販売を続ける方針です。
鮮魚店消えた商店街、移動販売で復活 東京・足立区
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