東京都の豊洲市場の中に整備される観光施設「千客万来施設」の事業者が撤退も視野に検討を進めている問題について、地元・江東区の山崎区長は5月14日の記者会見で、東京都の対応に否定的な考えを示した上で、問題の解決のためには都と事業者がお互いに譲り合う必要があるという認識を示しました。
14日の会見で山崎区長は「小池知事から『小田原に行ってきた』と電話があった。『事業者からの要望に、誠意を持って検討していく』という内容だった」と述べました。ただ、小池知事の説明に納得したのか問われると「納得なんかできるわけない。交渉が進んでいないのだから」と答えました。
5月1日、東京都の小池知事は神奈川県小田原市にある万葉倶楽部本社を訪れ、事業実施に向けて事業者である万葉倶楽部を説得しました。しかし、万葉側は面会の中で小池知事に対して、安い金額で請け負ってくれる建設業者を紹介することと、千客万来施設に入るテナントを集める手続きを東京都が全て行うことを要望しました。
交渉が難航する中、小池知事は11日の記者会見で「小田原に行った際に具体的な要望を幾つかもらった。精査して先方に返す。早急に真摯(しんし)に中身も説明し、背景などもきちんと説明することで真摯に対応を続けていく」と述べ、万葉倶楽部の要望について都庁内で検討を進めていることを明らかにしました。
一連の交渉について江東区の山崎区長は、問題の解決のためには東京都と事業者が「お互いに譲り合っていかないと物事は進んでいかない」とした上で「豊洲の住民は怒っている。しっかり推移を見守っていきたい」という考えを示しました。
「両者の譲り合いが必要」と東京・江東区長 豊洲の観光施設整備
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