東京・狛江市の高橋市長が複数の女性職員などに対してセクハラをした疑惑が持たれている問題について、狛江市の幹部が「市長のセクハラがあった」とする調査結果を発表しました。しかし、市長は臨時の会見で改めて疑惑を否定した上で、出処進退については「白紙」との見解を示しました。
<これまでの経緯>
疑惑の発端となったのは、市役所内の「ハラスメント相談」の資料です。そこには『■■(黒塗り・非公開)が口を付けたグラスのお酒を飲まされて困った』『エレベーター内でお尻を触られた』など、セクハラに関する相談が書かれていました。この加害者とされる人物が高橋市長ではないかと議会などで追及されましたが、市長はこれを一貫して否定しています。
3月27日の市議会で高橋市長は「性的な関心を持って職員と接したことは一度もないが、職員との距離感が近かったこともあり、一部の職員の誤解を招いたことがあったかもしれない。(誤解を招いたことが)あったとすれば申し訳なく思う」と発言していました。
<調査結果、市は「認定」 会議のやりとりも公開>
5月18日に「セクハラ相談の文書」の調査結果が、市長、副市長、参与、各部署の部長ら、市の幹部が出席する臨時の会議で発表されました。また、会議でのやりとりの音声記録も公開されました。
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水野副市長「市長は立場を利用して卑劣な行為を行ったにもかかわらず、身に覚えがないと言い逃れ、(相談の)文書作成者に対するペナルティーに言及するなど、職員・市政に及ぼした影響は計り知れない」「この責任問題については、進退を含め、市長自ら判断されることを期待する」
石森参与「私は何度となく、市長のセクハラ行為について直接、間接を問わず聞いていた。確か2期目の市長選挙の年=一昨年、平成28年(2016年)2月だと思うが、セクハラ行為が続いて、万が一発覚すると、市としても大きな痛手になると思い、『まさかそんなことはしていないと思うが、市民の中で市長のセクハラが噂になっている。気を付けてください』と私は申し上げたと思う。その時は『気を付ける』とおっしゃったと思う。しかし残念ながら、市長のセクハラ行為はやまなかった」「そして今回ついに、多くの議員にあなたのセクハラ行為が知られ、このような事態になった。あなたは全てを否定した。これまであなたからセクハラ行為を受けていた女性職員はどう思ったか想像つきますか。『全く身に覚えがない』などと言うあなたの姿を見てどう思ったでしょう」「あなたがその地位にいる限り、狛江市は残念ながら一歩も前に進むことができない。ご自身で進退をお考えいただくよう、私からは提言を申し上げる」
高橋市長「大変厳しい意見を頂いた」
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このように、これまで疑惑に上がっていたセクハラ以外にも、副市長と参与の2人は市長のセクハラを把握していて「市長に対して注意喚起をしてきたにもかかわらず、セクハラは続いていた」と主張しました。
<緊急会見も 市長はセクハラを再び否定、進退は「白紙状態」>
そして、5月21日午前に副市長が、午後に市長がそれぞれ会見を開きました。
午前中に会見した水野副市長は「『市長の立場を利用しての卑劣な行為を職員にした』と私は感じている。市長の発言としては今まで『身に覚えがない』という発言をしてきたが、今回の庁議では私が報告した後、そのような否定する発言は聞いていない」と述べました。
一方、午後に臨時の記者会見を開いた高橋市長は「今回の調査結果について、私として納得できないことが含まれているため、これを明日以降、正していく中で、受け止め方について理解していければと思う。私も選挙で選ばれた人間。支持者の意見も踏まえながら、これからの対処の仕方について考えていきたい。皆さんが期待しているような出処進退については、今のところ白紙状態」としました。集まった記者から「実際に、市長からセクハラを受けたと複数の女性からの話を聞い
狛江市長のセクハラ疑惑 市の調査で「確認」も…市長は否定
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