東京都の豊洲市場に整備される観光拠点「千客万来施設」の事業者「万葉倶楽部」は事業可否を判断する回答期限の5月28日、東京都に対して再び小池知事の謝罪を求めるとともに、事業の可否には触れない回答文を提出しました。事態は平行線をたどっています。
万葉倶楽部の幹部は28日午後1時半ごろ、神奈川県小田原市にある本社を出発しました。東京都庁には午後3時半ごろに到着し、約1時間にわたって東京都の幹部と面会しました。東京都に提出された回答書には、築地の再開発の具体像を示すことや小池知事の謝罪など従来の要望が書かれていて、事業を進めるとも撤退するとも書かれていませんでした。面会の後、取材に応じた万葉倶楽部の高橋眞己専務は「都民、江東区民の期待をいただいているのでなんとか造りたいという気持ち。ただ、非常に大きい事業で、50年と期間も長い。判断はいまの状況ではできないという回答になる」と語りました。
21日に東京都が万葉倶楽部に提出した文書では、「期限までに明確な回答がない場合、事業を放棄したものと判断する」として最終判断を迫っていましたが、今回、万葉倶楽部が出した答えは可否には触れない内容でした。
ただ、この場合の対応について小池知事は25日の会見で「(回答が○でもなく×でもなく、明確な回答ではなかった場合、協議継続の可能性は)万葉倶楽部がどういう意思なのかを確認することを続けていく必要がある」として、継続協議の可能性を示唆していました。
豊洲市場の開場まで5カ月を切ってもなお、「千客万来施設」は着工のめどさえ立っていません。
万葉、小池知事の謝罪を再要求 回答書は「可否触れず」
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