東京都の豊洲市場の観光拠点「千客万来施設」は膠着(こうちゃく)状態から一転し、東京オリンピック後の着工で合意しました。しかし、地元の東京・江東区からはにぎわいをどうつくっていくのか不安の声が上がっています。
「豊洲としては歓迎するところではある」と話すのは、豊洲の商店街「豊洲商友会協同組合」の代表を務める渡辺哲三理事長です。渡辺さんは今回の合意は喜ばしいとしつつも、東京都の小池知事が、建設予定地を「オリンピックまでは一時的ににぎわいをつくる場所」と位置付けていることについて「2020年までの間どうするの。その場所をどう使い、にぎわいをどうつくっていくのか」と話し、不安に感じているといいます。また、渡辺さんは施設がもたらすにぎわいに期待を込める一方、施設完成までの運営について、東京都に責任を持って進めてほしいとして、「単発のイベントをその期間やりますということではなく、2年間であっても継続的に使える何らかの設備を作ってほしい。その後につながるような運営・設備にしてほしい」と強調します。
これらの懸念について小池知事は6月1日の記者会見で、にぎわいづくりに向けて東京都として丁寧に取り組んでいく姿勢を示しました。小池知事は会見の中で「ここにいかにしてにぎやかな場をつくるのか、これからしっかり工夫をしていきたい。工法も研究し、コストも考えながらやりたい」と語りました。また、建設予定地の利用方法については、市場関係者から駐車場を求める声があるとした上で「最も生かせる方法を考えていきたい」と話しました。
「にぎわい作れるのか」地元は不安も 東京都と万葉倶楽部の合意
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