東京都の小笠原諸島がアメリカから日本に返還されて、6月26日で50年を迎えました。小笠原諸島と本土を結ぶ航空路は20年以上前から計画され、さまざまな案が検討されたものの、まとまらなかった経緯があります。こうした中、現在、検討が進められているのが父島の洲崎地区への空港の建設です。
人口2140人の父島は、東京・千代田区の2倍ほどの大きさで、空港の建設を検討している洲崎地区は島の西側に当たります。滑走路の長さは1200メートル規模を、使用する航空機は定員50人程度のプロペラ機を想定していて、本土への所要時間は2時間半ほどを見込んでいます。ただし、ここに建設する場合、地形の一部を切り崩さなければならなかったり、滑走路の一部が海に掛かったりするなど、自然環境への影響も検討課題の一つになっています。
現在、小笠原諸島を往復するには、船の移動も含めて少なくとも5泊6日が必要です。今後、航空路の開設が実現すればアクセスは格段に良くなり、観光客のさらなる増加も見込まれます。利便性の向上と自然環境の保全の両立という課題に対して、東京都の小池知事はどのような方向性を示すのでしょうか。記念式典は6月30日に父島で行われます。
小笠原の空港計画 利便性向上も…課題は
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