8月3日は語呂合わせで「はちみつの日」です。東京・丸の内エリアでは、都市養蜂と呼ばれる蜂蜜作りが行われています。日本最大のビジネス街で進められるこの取り組みについて取材しました。
朝早くから東京駅に近い千代田区・丸の内のビル屋上に集まってきた「朝活」の人たちのお目当ては…蜂蜜です。参加しているのは大手町や丸の内などのオフィスで働く人たちです。この「丸の内ハニープロジェクト」は周辺で働く人たちが蜂蜜作りを通して交流を活発にする取り組みで、参加者は「歩いて3分ぐらいの会社に勤めているが、こんなところに庭や巣箱があるとは想像していなかった。驚いた」「朝、仕事をする前に自然の中でハチを見て、きょうも1日頑張ろうと思うし、蜂蜜をなめるだけでも元気になって頑張れる」などと話していました。
特別に採れたての蜂蜜を味見させてもらうと、大変濃厚な味ながら、さらりとしています。「糖度は79度ぐらいあり、結構高い。水分が少ない」といいます。
この地域での取り組みを支援しているのは、中央区銀座のビルの屋上で10年以上にわたって都市養蜂を行っている「銀座ミツバチプロジェクト」です。専門家によりますと、ミツバチの行動範囲となる丸の内から半径およそ3キロ圏内には皇居や日比谷公園など豊富な自然があり、都市の中でも上質な蜂蜜ができるといいます。銀座ハチミツプロジェクトの田中淳夫さんは蜂蜜を眺めながら「皆さんの足元の生態系がここに凝縮されている」と話します。活動は2015年に始まり、去年は丸の内のビル2カ所で、合わせて550キロを超える蜂蜜が採れました。この蜂蜜は企業が連携して商品化し、販売も手掛けています。田中さんは「蜂蜜を活用して、人と人とがつながっていけばいい」と語ります。
今後は設置する巣箱を増やし、取り組みの輪をさらに広げていく考えです。
東京・丸の内のオフィス街で「蜂蜜作り」
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