音楽に合わせて言葉を紡いでいく「ラップ」で高齢者の脳を活性化させようと、“日本初”という「シルバー向けラップ講座」が東京・東村山市で行われました。講師は地元・東村山で暮らすフリースタイルラップの王者・晋平太(しんぺいた)さんです。
「スリー、ツー、ワン、GO! むかしむかし浦島は!」
と歌う晋平太さんに、お年寄りたちが
「むかしむかし浦島は!助けたカメに連れられて!」
とリズムに乗って歌いつなげます。歌っているのは「浦島太郎」。みんなで音楽に合わせて語るように歌う「ラップ」に挑戦しています。
「ラップ」は1970年代にニューヨークで生まれたとされ、若者の音楽という印象がありますが、晋平太さんは「ほとんどおしゃべりみたいなもの。リズムに合わせておしゃべりするのがラップ」と、シルバー講座を開いた理由を話します。
晋平太さんは即興で作ったラップの出来栄えを競う「フリースタイル」というジャンルで活躍する東村山在住のラッパーで、ラップは「地元を大切にする音楽と言っても過言ではないと思う」と、その魅力を語ります。
参加したお年寄りたちは開始から1時間もすると、ラップで自己紹介もできるようになりました。
「生年月日は赤穂浪士の討ち入り日、私の趣味は詩吟と昔話の語り部だ!」
「趣味は将棋で、いま全戦全敗だ!」
中には、自分のネガティブな体験をラップにする女性も。
「オレオレ詐欺に引っ掛かって、95万を振り込んだ!」
晋平太さんは、自分が住んでいる東村山をラップの力で盛り上げたいと意気込んでいます。中でも、志村けんさんが一躍有名にした「東村山音頭」を地元の人たちと一緒に「東村山ラップ音頭」として、新しい歌詞で作り直そうとしています。「新しくラップにして歌ったら若い人たちにも知ってもらえるし、シニアの人たちも懐かしいねってなってくれるのでは」と語る晋平太さん。歌詞は東村山の魅力や個性などを出そうと、お年寄りから昔の東村山の様子を聞きながら一緒に考えます。
「古戦場には将軍塚
背丈のススキが揺れていた
ふるさとよりも田舎だった
このまちがふるさとになった」
「東村山の人たちが歌い続けていくことで、もう一度全国に知ってもらいたい」と思いを込めて作り上げる「東村山ラップ音頭」は、11月に市内の祭りで発表される予定です。
「東村山音頭」お年寄りとラップで再興!ラッパー晋平太の挑戦
カテゴリ一覧
スポーツ
ニュース
音楽
ラーニング
趣味
グルメ
ガールズ
ゲーム
ギャンブル・宝くじ
エンタメ
アニメ・漫画
どうぶつ