東京など関東地方で風疹の患者数が急増しています。今後、感染が全国的に広がり、5年ぶりの大流行になる恐れがあるとして、厚生労働省は全国の自治体に予防接種などの徹底を呼び掛ける注意喚起の通知を出して警戒を呼び掛けています。
風疹の感染者はことしに入ってからこれまでに報告されている96人のうち約7割が男性で、その多くが30代から50代です。風疹ウイルスはせきや会話で飛ぶ唾液によって飛沫(ひまつ)感染し、感染力はとても強く、感染者と同じ空間にいると感染してしまう可能性が高いということです。
国立感染症研究所の多屋馨子室長によると「風疹は予防接種を受けていれば心配ない病気」といいます。ワクチンを接種して体内に免疫ができる割合は1回で95%、2回の接種で99%となっています。ただ、一部の年代以上の人は予防接種を受けていない可能性が高く、注意が必要です。今年度40歳以上になる男性は予防接種を受ける機会がなく、予防接種を1回も受けていない可能性が高いため、30代から50代の男性で感染者が多くなっています。また同様に、女性でも今年度57歳以上の人は1回も受けていない可能性が高くなっています。
国立感染症研究所によると、過去に予防接種を2回受けていたり過去に感染して抗体ができている人が、新たにワクチンを接種しても特別な副反応が起こることはないといいます。過去に予防接種を受けているかどうか分からない人が新たに予防接種を受けることが、風疹の感染拡大を防ぐことにつながります。
風疹が大流行の恐れ 予防接種の受診は?
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