東京・多摩地域の住宅街で「シカがいる」という目撃情報や通報が相次ぎ、立川駅近くで警察官らがさすまたや網などを使って奮闘する大捕物となりました。シカは昼ごろに捕まえられ、けが人はいませんでした。
立川市の市街地に突如として姿を現したのは、体長1.3メートルほどのシカです。オスとみられ、どこからやって来たのかは分かりません。警視庁によりますと最初の目撃情報は8月21日で、小平市や東大和市でシカがいると通報がありました。日付が変わった22日午前0時19分には国立市で、付近の住民から「シカがいる」と110番通報がありました。その後、午前7時前後にJR立川駅近くの住宅街に移ってきたとみられています。
シカは住宅街に迷い込んだため、警察官や多摩動物公園の担当者が出て、捕獲作戦を展開しました。自宅の庭にシカが出たという人は「午前6時ごろに警察官がいて、あれっと思った。シカを確認したのは午前7時近く。こんなところにシカがいるなんてびっくりした」、近所の店の人も「シカならそんなに害はないだろうと思ったが、なかなか捕まるのが遅かった。店を半日休んだ」と話すなど、周辺では休業した店もあり、生活への影響が広がりました。
シカは角もあって、一歩間違うと人が傷つけられる恐れもあり、慎重な作業が続きました。そして正午すぎ、シカは1軒の住宅に入ったところで麻酔銃を使って捕獲されました。シカが敷地内に入ってきた家の人は「迫力があった」、目撃した人は「かわいかった。ここで30年ぐらい店をやっているが、飼っている動物以外がいたのは初めて。びっくりした」などと話していました。
東京都によりますと、都内で山が近くにない市街地にシカが迷い込むという例は初めてのことだといいます。捕獲から1時間半後、シカは山に返されたということです。
東京・立川市の住宅街にシカ 警察官らが捕獲大作戦
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