東京・隅田川に落ちた女性を見つけて救助した男性2人に消防から感謝状が贈られました。2人は79歳と71歳で、見事なチームワークで女性を助け出しました。
尾久消防署長から感謝状を贈られたのは、荒川区に住む横山正昌さん(79)と安田弘茂さん(71)です。横山さんは「たまたま見つけた。人形じゃないかと思ったが、どうしても人だ、女性だと思った」と発見した当時の様子を語りました。
8月18日午前6時ごろ、荒川区で60代の女性が隅田川に転落する事故がありました。川のほとりで朝の散歩をしていた横山さんは、川の中に人の頭を見つけ、その場に居合わせた安田さんと連携して救助を始めました。横山さんは川の中に人の姿を見つけると、通り掛かった安田さんに「飛び込んで助けるから通報してくれ」と叫びました。そして安田さんが携帯電話で通報している間に、横山さんは川に飛び込んだということです。
安田さんは横山さんに向かって護岸にある浮輪を投げて渡し、横山さんは浮輪を使いながら無事に女性を救助しました。女性は病院に運ばれましたが、軽いけがで済んだということです。横山さんは「ほっとした。水泳は30代半ばころまでで、40歳ごろからは泳いでいない。45、6年泳いでいないから、飛び込んで大丈夫か不安はあった」と振り返りました。
横山さんと安田さんは毎朝、川沿いで見掛ける散歩仲間として顔見知りで、1人だけでは助けられなかったと振り返ります。横山さんは「助けるのは当然だと思うけど、年が年だからね。とにかく川の中に入るにはどうしたらいいか考え、誰か他の人が来るまでは待とうと。誰かが来たら川に入ろうと思っていた」、安田さんは「普段歩いているだけでは私からは見えないところに女性がいた。いいことをしたと孫に自慢できるかな」と語りました。
70代の息の合った救出劇で女性の命は助かりました。東京消防庁は今回のように救助が必要な人を見つけた場合はまず通報をして、自分の身の安全を確保しながらできる限りのことをしてほしいと呼び掛けています。
隅田川に転落の女性を… 79歳と71歳が泳ぎと連携で救助
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