後を絶たない「オレオレ詐欺」など電話を使った特殊詐欺に対して、東京・新宿区は警視庁と新たな方法で被害の根絶を目指すことになりました。
新宿区は区内の4つの警察署と連携を強化することで合意しました。新宿区は2017年から電話の内容が録音できる「自動通話録音機」500台を用意し、65歳以上の高齢者に無料で貸し出しを始めたところ、500台全てが出払いました。しかし被害が後を絶たないことから、新たな対策として録音機を1000台追加することにしました。さらに、区内4つの警察署と高齢者の情報を共有し、警察官が戸別訪問を行った上で、必要な高齢者に録音機を付けてもらうことにしました。
新宿区では2017年の1年間で130件、約2億9000万円にも上る特殊詐欺の被害がありました。ことしは7月までにすでに50件の被害が出ていて、区は今後も被害の拡大を懸念しています。録音機には通話が始まる前に警告メッセージが流れる機能もあり、詐欺被害を食い止める効果が期待されます。
新宿区の吉住区長は「数年たって、『あの時は効果があったが、別の高齢者がまた被害に遭っている』と具体的な状況が出てきた場合には、今回の効果を見てどういうやり方がいいのか検討しながら取り組んでいきたい」としています。
新宿区は今回用意した自動通話録音機を10月から貸し出しを始め、詐欺被害の根絶につなげていきたいとしています。
新宿区と警視庁「詐欺電話許さない!」 録音機器設置でタッグ
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