東京パラリンピックの開幕までいよいよ、あと2年となります。さまざまな競技がある中、ことし8月に車いすで行うラグビー「ウィルチェアーラグビー」の日本代表が世界選手権で世界一に輝き、東京大会でも金メダル獲得が期待されています。日本代表選手と共にパラスポーツの魅力と厳しさを、TOKYO MX NEWSの有馬隼人キャスターが体験しました。
ウィルチェアーラグビーはバスケットコートを使用して行う4人制のラグビーで、パラスポーツの中で「最も激しい」といわれる競技です。東京・品川区東八潮にあるパラスポーツ専用の体育館「パラアリーナ」で行われているウィルチェアーラグビーの練習を、都内唯一のチーム「BLITZ(ブリッツ)」に所属する島川慎一選手に案内してもらいました。島川選手は8月に行われた世界選手権で、初優勝の快挙を成し遂げた日本代表のメンバーです。
島川選手のラグビー競技用車いす=通称「ラグ車」の前の部分は、相当ボコボコになっています。しかし島川選手は「今年の4月から使い始めたので、これでもまだ半年たっていない。タックルが激しいスポーツなので」といいます。ウィルチェアーラグビーでは攻撃や守りでタックルが認められていて、その激しさから「マーダーボール=殺人球技」ともいわれています。
実際に競技を体験してみました。まず、車いすの操作に慣れようと、簡単な基本動作を学びます。競技用車いすには後ろにもキャスターが付いていて、思った以上に細かなターンができ、小回りが利きます。そして、ウィルチェアーラグビーの醍醐味でもあるタックルを体験してみると…車いす同士が激しくぶつかり合い、体に激しい衝撃が伝わります。体が浮いて飛び出しそうになるぐらいの衝撃が走り、一瞬ドキリとしますが、これでも「3割ぐらいの力」(島川選手)といいます。体が車いすから飛び出したり倒れたりといったことは何とかこらえたものの、体験を通して改めて競技の過酷さを感じることとなりました。
チームに流れを引き寄せるプレーが持ち味の島川選手に、2020年に向けた意気込みを聞くと「日本が強いんだと見せた上で勝てるゲームをしたい。狙うメダルはもちろん金。金メダル以外考えていないですね。やっぱり負けるのは嫌いなので、しっかり勝って2年後も金メダルを取りたい」と熱い思いを語ってくれました。いよいよ2年後に迫った地元・東京でのパラリンピックで、日本代表の胸にメダルは輝くのか。大会での健闘が期待されます。
東京パラまで2年 金メダル期待!過酷「ウィルチェアーラグビー」
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