京急電鉄が沿線に住む小中学生を対象に、今ある駅の新たな駅名の案の募集を始めました。「良い駅名が寄せられた場合は実際に駅名を変える」という大胆な取り組みについて、沿線の人たちに話を聞きました。
品川や羽田空港などの東京都内と、横浜や三浦半島などの神奈川県内を結ぶ京急線では、沿線の人たちにより親しみを持ってもらおうと、新たな駅名の候補を小中学生に考えてもらうユニークな取り組みを始めました。 この斬新な提案に、利用客は「地域に根付いて、非常にいい取り組みだと思う」「他社の沿線にはないことをやっているので、珍しいと思った」などと話します。
京急電鉄・広報部の関根拓郎さんは「創立120周年を迎え、記念事業として沿線に住む小中学生から72駅の駅名案を募集し、その中からいい駅名があれば数駅、『産業道路』駅と合わせて駅名を変更したい」と話します。今回の駅名変更は京急が管理する72駅のうち、「品川」など乗換駅になっている駅や「平和島」など施設の最寄り駅として広く知られている26駅を除く46駅が検討対象です。良い駅名が寄せられれば、京急が幾つかの駅で実際に変更することを検討します。都内では「北品川」や「新馬場」など、11の駅が対象です。
名前の変更を検討する駅の1つが品川区にある「青物横丁」駅です。利用者は今回の取り組みをどう感じているのでしょうか。利用客からは「小中学生が地元に対して貢献しているという思いが持てていいと思う」「時代が変わっているから、時代に合わせて分かりやすくなるならいい」などと賛成する声も聞かれました。歓迎する声が上がる一方、駅名の変更は地域に根付いてきた駅の名前がなくなることでもあるため、「なじみのある名前だから、変わらない方がいい。子どもの頃からこの駅名だから」「急に変えられると、どこの駅か分からなくなってしまう。根付いている名前なので、あまり変わってしまわない方がいい」など、反対の声も聞かれました。
変えない方がいいという声に対して、京急電鉄は「そういった意見も参考にしながら、沿線の活性化につながるいい駅名があれば数駅で変更を検討するということなので、慎重に検討していきたい」(広報部・関根さん)としています。
募集期間は10月10日までで、専用のウェブサイトとはがきで受け付けています。実際に名前を変更する駅名などは2019年の春ごろに発表する予定です。
地元の駅名が変わる? 京急が募集開始
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