83年の歴史に幕を閉じた築地市場から豊洲市場に向けて、市場の業者たちが10月7日朝から大規模な引っ越し作業を進めています。
10月6日に営業を終了した築地市場には、午前5時から移転先となる東京都・江東区の豊洲市場へ引っ越す準備を始める業者たちの姿がありました。仕入れた魚などを積む小型運搬車「ターレ」がおよそ300台移動し、そのほか店舗の備品を運び出すトラックなども豊洲市場に向けて移動しました。
東京都は築地市場と豊洲市場を最短で結ぶルートである開通前の環状2号線を開放し、午前5時から8時までをターレなどが通行できるようにして、2キロ余りの道のりをおよそ10分間かけて移動できるようにしました。
「日本の台所」として親しまれてきた東京都・中央区の築地市場は1935年の開場以来、83年間にわたって卸・仲卸業者らとともに日本の食文化を支えてきましたが、10月6日でその幕を閉じました。市場業者は「やはり築地というのは魚のリーダーシップ。これを日本だけでなく世界に発信できるように良い市場に豊洲がなればいいと思います」と話していました。築地で育まれた思いは、豊洲へと受け継がれていきます。
そして迎えた引っ越し日。ターレは豊洲市場に入る際に車体を消毒するなどの衛生面での対策が取られたあと、業者が発泡スチロールの箱を店に運び込むなどしていました。市場業者は「豊洲は築地と違って綺麗になってる部分もあり、勝手は違うので大変だとは思うが、心機一転頑張っていこうかなと思う」と話していました。
東京都は豊洲市場のオープン前日となる10日までを業者の引っ越し期間としていて、豊洲市場は翌日の11日に開場し、新たな一歩が始まります。
豊洲市場へ引っ越し本格化 ターレ300台大移動
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