上野公園の最寄り駅として20年前まで親しまれた京成電鉄のかつての博物館動物園駅の内部が、改修工事を経て公開されました。よみがえった「幻の駅」には、至る所に当時の姿が保存されています。
1933年に開業した旧・博物館動物園駅は、上野公園の玄関口として60年以上にわたって親しまれましたが、1997年に営業を休止しました。それから20年以上を経たことし6月に、当時のまま残されていたホームの内部が公開された後、改修工事が進められ、11月2日にリニューアルを祝う記念式典が行われました。
新しくなった旧駅舎の扉は、隣接する東京芸術大学で美術学部長を務めるアーティスト・日比野克彦さんが上野一帯の名所をイメージしてデザインしました。日比野さんは「扉は入り口。中に入ると新しい上野の香り、文化が始まる」と語りました。
以前に公開された時は暗い雰囲気でしたが、ほこりをかぶっていた内部はきれいに掃除され、輝きを取り戻しました。また、照明も設置されて明るくなりました。ホームには今も電車が走っているため、安全を考慮して中には入れませんが、20年前のままの切符売り場や改札を見ることができます。駅の内部はすっかりきれいになりましたが、壁の落書きは当時のまま残され、駅の歴史を感じることができます。残された無数の落書きが、この駅が多くの人に親しまれていたことを今に伝えます。
駅の内部は11月23日から2019年2月24日までの金・土・日曜に一般公開されます。
上野公園によみがえった「幻の駅」 20年前のホームを保存
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