東京の多摩地域を南北に結ぶ多摩モノレールが、11月27日に開業20周年を迎えました。東大和市の上北台駅で行われた記念式典では、20周年記念のラッピング列車が披露され、招待されたたくさんの親子連れを乗せて出発しました。
多摩モノレールは1998年に東京都が中心となって多摩地域の公共交通網を充実するために、東大和市の上北台駅から立川市の立川北駅の間で開業しました。開業当初は2万人弱の利用でしたが、2000年には立川北駅から沿線に複数の大学キャンパスや多摩動物公園などのレジャー施設がある多摩市の多摩センター駅までの間が開業し、現在では1日14万人が利用する多摩地域の通勤通学、そして観光の重要な交通手段となっています。
利用客からは「学校に行ったり、ご飯を食べに立川に行ったりする時に使う」「便利になった。モノレールで傘も差さずに立川に行き来できるし、高幡不動も近くなった」などといった声も聞かれました。また、記念列車の中で多摩モノレールの醍醐勇司社長は「これまでの20年、これからの20年、引き続き皆さんの地域の足となって頑張りたい」とあいさつしました。
多摩モノレールは今後、20周年記念のグッズの販売や沿線でのイベントを開く予定で、この路線を広く知ってもらう方針です。
<期待のかかる路線延伸>
この20年間で、多摩モノレールはこの地域に欠かせない交通手段となりました。“今後”をまとめました。
現在、多摩モノレールは、東大和市の上北台駅から多摩市の多摩センター駅までの19駅を結ぶ路線として運行されています。そして今後、さらに路線を延ばす計画が進められています。北は東京都内の区市の中で唯一、鉄道が通っていない武蔵村山市を通って、瑞穂町のJR八高線・箱根ケ崎駅まで伸びる計画です。一方、南は多摩センター駅から八王子駅と町田駅に向かう2つの路線に分かれる計画です。路線の延長によって、多摩地域のアクセスの利便性の向上が期待されます。
計画の沿線自治体の1つ、武蔵村山市・モノレール推進課の乙幡課長は「延伸に向けた事業化が一日も早く決定してほしい。武蔵村山市の悲願。今後は事業の採算性の確保が課題」と話しています。また、東京都・交通企画課の長尾課長は「国が延伸を進めている路線に箱根ケ崎と町田の2つのルートが入っている。事業化に向けて検討中」としつつも「いつ事業化できるか、今は見えていない」とコメントしています。
多摩モノレールが開業20年 記念ラッピング列車が出発進行
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