2017年に行われた東京の葛飾区議会議員選挙に最下位で当選し、その後、票の数え直しの結果、「当選を無効」と判断された区議が、選挙管理委員会の判断の取り消しを求めていた裁判は、区議の敗訴が決定しました。これで区議は失職し、選挙で次点だった男性が繰り上げ当選となります。
2017年11月の葛飾区議選で大森有希子さんは次点の会田浩貞さんに1票差で当選しましたが、東京都選挙管理委員会が“下の名前”が違う2票を無効とし、「当選は無効」と判断したため、大森さんが取り消しを求めて東京高裁に提訴していました。提訴した当時、大森さんは「大森という名字をしっかりと書かれていることを重視すべきではないか」と訴えていました。
しかし、東京高裁はことし7月、「氏名の全体として考慮した場合、誰の候補者の名前を記載したのか判断し難い」とし、都選管の裁決は適法だとして、原告である大森さんの請求を棄却しました。
そして、最高裁が大森さんの上告を「受理しない」と決定し、大森さんの敗訴が確定しました。これで大森さんは失職し、選挙で次点だった会田さんが繰り上げ当選となります。12月12日、大森さんは「決定はすごく残念。当選してから1票差だったのでいつ議員人生が終わるとも分からない状態で頑張っていた。こういった決断が突然きた状態で、判決自体はすごく残念」と語りました。
一方、会田さんは「当選が確定するまではコメントは控えたい」としています。
“当選無効”の区議が敗訴し失職 葛飾区議選「1票差」訴訟で
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